Never Withered Flowers

宝塚歌劇団と2010年代のK-POPを愛する、20代会社員のブログ。星風まどかさんと芹香斗亜さんに心を奪われています。宙組ファン。

フライングサパを観て、やっぱり星風まどかちゃんが好きだな、と思いました

サパを見た感想をツイートしようと思って書き始めたら、思っていた以上に長くなったので、ブログで成仏をば(笑)

サパについてはまた書きたいんですが、それはれいまどがお披露目してからかな、となんとなく考えてます。私はサパのまかまどが好きすぎて、今書くのは違う気がしている…。

 

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ミレナは自分の実の両親の記憶はないし、記憶を取り戻した後もあんまり思い出したい記憶ではないよね。彼女にとっての母親イメージは、テウダなんだろうな。総統の娘であることがばれた後も、優しく子守唄を歌ってくれたテウダ。服を繕ってくれたテウダ。

ミレナがブコビッチを看取る姿が、私には聖母のように見えるのだけれど、そのとき彼女はテウダの子守唄を歌うんだよね。憎んだ育ての父を受け入れて子守唄を歌うミレナに、凄まじい包容力を感じるし、テウダの子守唄はミレナにとって大きな救いだった、だから歌ったんだろうな、と思って切なくなる。

で、まどちゃんはこういう、誰かを受け止める役が本当に似合うと思うんだよ〜。

アーニャもそう。グレブに真正面から対峙し、グレブを彼女は否定しない。敵対するグレブに対して「あなたも(略)忠実な良心を持ったロシア人よ」と言うし、「ロマノフは全てを与えられ、そして何も与え」なかったことも否定しないのよ。そして、だからこそ、皇帝の娘である自分を殺しなさい、と言う。

強い芯と包容力を感じさせる娘役さんだから、この場面が生きたんだよなあ、とファンの贔屓目でずっと思っています。大好きだ〜。

あと少女性!もしかしたらご本人はそれを気にされてるかもしれないけど、少女性って出したくても出せるものじゃないから…だからこその色気もあると思ってる。異ルネは作品自体はnot for meで、それはカテリーナの周りの男はカテリーナ自身に向き合ってないから。ダビンチですら、夢の中の少女の面影を探してばかり。

でもそれは、彼女の性質は変わっていようとも、やっぱり失われない少女性があるから、かつての理想像を押し付けてしまうんだろうな、と思ったりもする。そういう意味ではまどちゃんだからこその役だったのかなあと。にしても、カテリーナに対してひどすぎる話ですけれど…(笑)

オーシャンズのテスもね!あのグリーンのドレスで歌ってるときとかは不思議な少女性が発露されるの!観劇したとき、私はまだまだまどかちゃんについて知らなかったけれど、これはモテるなあと思ったものです…。ある意味「魔性の女」みたいな性質があるようにも思います。

これからも、いろいろなお役を演じるまどかちゃんを見られたら幸せです。