Never Withered Flowers

宝塚歌劇団と2010年代のK-POPを愛する、20代会社員のブログ。星風まどかさんと芹香斗亜さんに心を奪われています。宙組ファン。

花組初日を見ました

※ちょくちょく更新していきます

 

いよいよ始まりました、花組宝塚大劇場公演「元禄バロックロック」「The Fascination!」。

11月6日の大劇場初日を観劇しました〜!!

 

まずは、花組新トップコンビお披露目おめでとうございます♡

まどかちゃんの宙組トップ娘役お披露目は見られなかった(ちょうどブランク期)ので、花組ではしっかり見ようと思い、初日から行ってまいりました!

 

まず元禄バロックロック。

これおもしろいですね…!谷貴矢先生の作品は、まだこれとアイラブアインシュタインしか見てないんですが、私は好きだと思います。他の作品も見たいな。

 

ここから完全にネタバレしますね。

 

元禄バロックロックは、初見と2回目では印象が変わる、よくできたストーリーだと思います。初見でも面白いけど、2回目はより面白い。

 

キラちゃんは、愛するクロノスケのために、ひとりであの時計を作って、ひとりで何度も時を戻してきただと思うと、胸がきゅっとなる…。

クロノスケはきっと、キラに会うたびに、キラという名前を褒めてくれたんだろうと思うんです。それがキラちゃんにとっては本当に嬉しいことだったと思うのです。そうやってひとつひとつ、傍目には何でもないような出来事をなぞるように繰り返して、その度にキラのクロノスケへの想いは強くなっていったんだろうな。そう思うと、前半のあの笑顔も切なくて。私の好きばかりが積み上がっていく、みたいなセリフも、ああそういうことだったのか、と。

花火まで辿り着けたのは、おそらく今回が初めてなんだろうなと思います。ようやく真実を告げるわけでもありますし。まどかちゃんが、本当に嬉しそうな可愛い笑顔をするの〜…。キラは私が守る。守らせてくれ。

この花火のシーンがまたいいんですよね。れいまどちゃんは、賭場でソファに並んで本を読んでるシーンといい、このシーンで銀橋に並んで座るシーンといい、二人並んで座るとシルエットの収まりがいい。れいちゃんはちょっとしたセリフがすごくナチュラルなので、それも相まって、なんだかリアルなんだよなあ…。

 

個人的にずっと気になっているのが、「キラちゃんは吉良キラなのか問題」。でも、そもそもあの世界には名字がないのかも。だとしたら、コウズケノスケの隠し子にキラと名付けた谷先生、そういうところ好きだよ〜!ってなる(笑)わたしあんまり詳しくないのであれですが、当時の日本も家制度は強力なものだったんじゃないでしょうか。その時代を舞台に借りながら、コウズケノスケの「隠し子」、しかも女の子に「キラ」と名付けるのはピリッと効くなあと思いました。鎖国していない日本、というのはこんなところにも影響があるのかも?

まあ役名に深い意味はないかもしれませんが、そんなキラちゃんが強くて賢いのも良いですね。

 

そう、キラちゃんは、強くて賢い、素敵なヒロインなんです。だって、時を戻す時計を自分で作って、愛する人を救うために何度も時を戻すんですよ?こんなお役を当ててくれた谷貴矢先生、本当にありがとうございます…。今回のまどかちゃん、大好評だと思うのですが、演目と役の力もあると思うのです。いえ、もちろん「星風まどか」という娘役あってのことなのですが!

 

どなたかがTwitterでつぶやいてたのを見ましたが、たぶん貴矢先生は、娘役が好きなんじゃないかなあと思いました。男役に自己を投影してるわけでもなく、シンプルに、娘役という存在に敬意を抱いているタイプの人かなあと。こんなこと言うのも偉そうで申し訳ないけど、私と同じ匂いを感じる。(笑)

アイラブアインシュタインもねえ…特にベーちゃんが本当に良かったのです…。

 

正直なところ、初日はキラちゃんの寂しげな笑顔とかがあんまり分からなくて…思ってたよりもピュアピュアな可愛い賭場の女主人だったこともあって、ちょっとこちらが戸惑っちゃったのかもしれません。でも、2回目の観劇(初日明けて2日目のソワレ)ではまた印象が変わっていて、キラちゃんという役の輪郭がよりくっきりとしたように感じました。こちらがストーリーを知っているからというわけではないと思う。さすがまどかちゃんです…!

 

でも、賭場の場面とかは、もっと妖艶な感じでもよかったかも。あえてそういう演出にはしていないのだと思いますが。

あとは全体的に、セリフがちょっと直球すぎるというか、もうちょっとひねってもいいんじゃないかなあと思わんでもない。具体的にどこがと言われると分からないのですが(笑)

ちょっと観点が違うけど、割と序盤のクロノスケの「恋してくれる?」みたいなセリフが気になる。なんでそこで恋というワードチョイスなんだろう?可愛過ぎる感じがしませんか?ラッキーこいこいと掛けてるのかしら。

 

とにかく、れいちゃんの言葉を借りると「どハッピーエンド」な、とっても楽しい作品です!おすすめです!!

 

そしてショー「The Fascination!」も、私は大好きです!最高です!今年は好きなショーが多くて幸せ♡

 

感想書きたいけど…指が限界だ…(スマホ)。

続きはまた更新したいと思いますー。

プロミセスについても書きたい。

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11/17

ショーの話に行こうと思ったけど、お芝居でのれいちゃんとまどちゃんのことを書き留めておきます。

 

れいまどコンビ、まずはやはりビジュアルが合う。華やか!

ビジュアルはもちろんだけど、お芝居の相性がいいなと思います。れいちゃんのお芝居のカラーと、れいちゃんやひとこちゃんの言うまどかちゃんのキャッチ力の賜物なんじゃないかな。

れいちゃんは割と芝居に自分なりのアレンジを加えていくタイプだと思うんです。れいちゃんにしっかり注目しだしたのはコルドバ以降なので、現時点での印象だけど。

その場の空気感とかに合わせて柔軟に変わっていくれいちゃんのナチュラルなお芝居に、まどかちゃんはアンテナをしっかり立てて反応してるんだと思う。

華ちゃんと組んでいた頃のれいちゃんのことはよく知らないけど、まどかちゃんはまかぜさんと組んでたときとまた印象が変わっていて、これがトップコンビのケミなのか、と思いました。二つの異なるトップコンビを見せてもらえるなんて、まどかちゃんのファンは恵まれてるよね…と私個人は思います!

 

今日はここまで。またショーについて書きます〜。